January62011
国宝 十一面観音菩薩立像:作品解説:特別展 仏像
平安時代・9世紀/像高194.0cm/滋賀・向源寺蔵(渡岸寺観音堂所在)
瞑想するかのような慈悲深い表情、ふくよかな胸や腹の肉付け、腰を捻って立つすらりとした肢体などその類いまれな美しさから、日本に現存する十一面観音像の白眉ともいえる像である。
顔の脇、頭上や後頭部に十の面を大きく表し、その姿は非現実的であるが、それをまったく違和感なく、美しい調和の中にまとめあげている。柔軟な肉体やそれを覆う衣の薄く柔らかな質感表現も見事である。
頭部と体部から台座の蓮肉(れんにく)、さらに両腕から本体を離れて台座に垂れる天衣も含めて針葉樹の一材から彫出しているが、全く破綻がなく、木彫に習熟した仏師の高度な技術がうかがえる。

国宝 十一面観音菩薩立像:作品解説:特別展 仏像

平安時代・9世紀/像高194.0cm/滋賀・向源寺蔵(渡岸寺観音堂所在)

瞑想するかのような慈悲深い表情、ふくよかな胸や腹の肉付け、腰を捻って立つすらりとした肢体などその類いまれな美しさから、日本に現存する十一面観音像の白眉ともいえる像である。

顔の脇、頭上や後頭部に十の面を大きく表し、その姿は非現実的であるが、それをまったく違和感なく、美しい調和の中にまとめあげている。柔軟な肉体やそれを覆う衣の薄く柔らかな質感表現も見事である。

頭部と体部から台座の蓮肉(れんにく)、さらに両腕から本体を離れて台座に垂れる天衣も含めて針葉樹の一材から彫出しているが、全く破綻がなく、木彫に習熟した仏師の高度な技術がうかがえる。

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