梵天は梵語名ブラフマンの音訳とされ、インドの古代神話での 宇宙創造の神、バラモン教では梵卵を二つに割り天と地を創造したとされ、 鎮国利生・佛法守護を行うものとして、四天王・帝釈天とともに 如来・菩薩・明王を守護している。仏教では悟りを開いた釈迦に対し、 人々に説法するように促したのが梵天だと言われている。 四面(しめん:顔が4つ)・四臂(しひ:腕が4本)で、 正面の顔のみ額に第三の目を持っており、 4羽の鵞鳥(がちょう)が支える蓮花の上に坐しています。 右手は正面に掌を広げ右前に伸ばし、左手は右後ろの腕は 奈良時代の梵天像は唐服姿で一面二臂の立像として描かれていましたが、 講堂の梵天坐像は、条帛(じょうはく)・くん・腰布をまとっており、 伝統にとらわれない大胆な創造力が発揮された像となっている。 平安時代、承和6年(839年)に完成。 正面顔面部は当初のものであるが、側面顔及び頭頂部は後補されたものである。 (via 東寺の梵天座像 - まほろば自然博物館(特別室))